翌日のハンブルグでのパウリ戦に行く事が決まっていたため、近隣で前日にブンデスリーガを見られないかチェックしたところ、約100kmほど手前のブレーメンでシャルケとの試合が見られる事が判ったので手配。
本当はハンブルガーSVの試合が観たかったが、残念ながらアウェイでした。
ブレーメンのスタジアムは街の中心から2kmほど離れたところで、試合の日には大規模な交通規制が引かれることが分かっていたので、事前に車を繁華街とスタジアムの境目あたりにある駐車場に移動。
あまり早くにスタジアムに行っても、という感じだったため、繁華街をブラブラ。
ブレーメンはなかなか趣のある街で、観光地のど真ん中の広場を路面電車がガンガン横切り、事故が起きないのが不思議なほど。
既にブレーメンの街には多くのシャルケサポーターが来ていて、観光なのか、パレードなのか、繁華街を大挙して旗を振りながらスタジアムへ向かっていた。
頃合いになったので、路面電車でスタジアムに。
駅からスタジアムまでは5分程度歩くのだが、いつも思うけど、よその(フランクフルト以外)スタジアムのサポーターはちゃんとしてる。
いつまでも飲んだくれてる人はそんなに見かけないし、何十人も立ちションしたりしていない。
ブレーメンも大層お行儀がよかった。
スタジアムは傾斜が効いていて、非常に見やすい。本当にどこに行ってもドイツは素晴らしいスタジアムが多い。
ところが、ブレーメンのサポーターはちょっとダメダメで、もうとっくに開場してるのに、まもなく練習が始まろうかという時間に、まだサポートの仕込み中。
下ろしているところではなく、あげてるところ。
右側から順番にやってたので、スタジアムに居る人は何が広がるのか事前にバレバレ。
ピッチに居るのは子供のサッカー。なんかの決勝戦だった模様。
この試合は、スペインの至宝、ラウールのシャルケでのラストゲーム。
レプユニ着た人も、ラウルの名前入りが多かった。
ピッチ練習が始まる際に、恒例の注目選手チェック。
ラウル、ベンチスタート…。我が家の呪いは相当に強い。
内田はスタメン。なんと、我が家とウッチーの相性はよく、二試合しか見てないけど、二試合ともスタメンフル出場。
まさかあのショボい横断幕だけではないよね、ホーム最終戦だよ、と思っていたが、残念ながらこれだけ。
スタジアムの名前が大きく掲げられて
上に文字が重ねられただけ。
後で訳してみたら、"Not for Sale"みたいな意味だった。
スタジアムのネーミングライツに反対、みたいな事だろうけど、最終節に主張するのソレ?
アイントラハトなんかと比較するとあまりにショボく、ガッカリ。
ゴール裏はこんな感じ。
シャルケの遠征組にあっさりスタジアムの雰囲気を奪われていました。
試合を観て思ったのは、チーム戦術かとは思うけど、内田の運動量の少なさ。
内田の前のサイドハーフが内田の前でふたをして、こいつも動かないため、内田は全く攻撃参加する事なく、淡々と90分を過ごしていました。
自力に勝るシャルケが押し込むシーンが多く、ボールの無いところでずーっと守備のバランスを取っているだけ。
端から見てても心配になるくらいつまらなそうにサッカーしてました。
運動量は両チームで一番少ないのでは。
名良橋先生から脈々と日本人サイドバックに受け継がれているはずの、空走りとはつらつとした無駄な上下動とは一切関係のない、隠居したようなプレーに、ちょっと複雑な気分に。
チームにはフィットしてないのかなぁ。
期待の至宝は出場せず。
心なしかサポーターも悲しそうです。